西沢渓谷ハイキング

朝起きたら雲の間に青空が見えたので、甲府から西沢渓谷に自動車で行くことにした。1時間で無料駐車場に着いた。中高年一団10人と個人3組がいた。10時から渓流沿いに20分舗装道路を歩くと入山管理棟のあるナレイ沢広場についた。さらに10分で立派な旧西沢山荘の前を通過し、絶景の二俣吊橋を渡っている最中に、芝君から産総研に出向するとの電話連絡が入り、現実に引き戻された。すぐに渓流沿いの山道に入った。ところどころ滑りやすい岩の上を歩くので登山靴を履いてきてよかった。
大久保の滝、三重の滝、竜神の滝、貞泉の滝を見て、方丈橋を渡って、1時間ほどで七ツ釜五段の滝に着いた。そこはエメラルド色の滝壺が5個あり、轟音と水煙が上がっていた。急な階段を上がり、12時に滝の上の展望台で昼食を食べた。涼しいが、汗をかいたので着替えた。青空が広がってきたので樹木が美しく見えた。

昼食前から誰にも会わずにトロッコ線路の跡があるトロッコ道を1時間半歩いて元のナレイ沢広場に戻った。トロッコ道は整備されていたが、道幅が2m程度と狭く、左側は断崖だった。針葉樹はほとんどなく、シオジ、カツラ、ブナ、オニグルミ、ツガなどの大木がある明るい広葉樹の森であった。雄大な景色を眺めていると、吸い込まれそうになるので怖い。渓流に向かって立ち望むと足元から頭の後ろまで樹木の緑に囲まれる素晴らしい体験ができた。途中の沢で水筒に水を汲んだ。14時20分に駐車場に戻った。途中の道の駅でピオ-レという品種の大粒のブドウを一房買って帰った。道の駅を出ると小雨が降ってきた。紅葉の季節にまたこようと思った。