古木の華 工房七丸のブドウの木皿

今日は甲府市東光寺町の「かいてらす」で開催された山梨県の地場産業まつりを見学に行きました。展示品の片隅に撓みがある木皿が販売されていました。手に取ると、軽くて硬く艶があって、お寿司の盛り付けに合いそうな高級感がありました。驚いたのはその素材です。なんとブドウの木でできていました。さすがフル-ツ王国の山梨だと思いました。

製作者は工房七丸の荒井安昭さんという方で、木に触れるとこが生き甲斐の職人です。荒井さんは、大量のブドウやモモの古木が廃棄されているのを見て、手間を惜しまず製品にする事でこれらの樹々に新しい役割を与えたかったとHPで述べています。


モモの古木は腐りやすく、使えるのは30%程度だそうです。ブドウの古木はねじれがあるため細かな加工が必要ですが、粘りやしなりが素晴らしい。乾燥時に自然に撓むブドウの木皿は二枚と同じものがない逸品です。地産地消のユニ-クで芸術的な木皿はいかがでしょうか。

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