山梨県の地場産業まつりに出かけ、西嶋和紙の手漉き体験に参加しました。南巨摩郡身延町の西島和紙は有名です。その発祥は1571年に望月清兵衛が武田信玄の命令で伊豆修善寺にて和紙製法を習得し、持ち帰ったことから始まります。和紙は1000年以上保存可能な優れものです。
正面左側の屋外テントの中に、なんと手づくりの漉き用の水槽、吸水装置、鉄板乾燥機が設置されていました。職人さんが紙漉きのコツを教えてくれました。水槽からあげたら、最初は大きく揺らして、次第に細かく振動させると表面が平坦になるそうです。
工程は以下の通りです。まず3つのはがきが一度にできる木枠を水槽に入れて紙漉きをします。その上にモミジ葉のトッピングをして、掃除機が仕込まれた吸水装置の上に木枠を置いて上から水をかけてから吸水し、モミジ葉を固定します。木枠を外して下向きに鉄板乾燥機において、和紙だけ残し、ロ-ラをかけてから15分乾燥します。最後に郵便はがきのスタンプを押して出来上がりです。費用は3枚で300円です。女の子たちに人気でした。