市民農園を借りて、家庭菜園を始めました。農園は駅から車で20分程離れた閑静な場所にあります。1区画は5m×8mの広さで、全部で50区画あります。いくつかの水道と駐車場所があります。2年契約で料金は1万円です。
多くの野菜は弱アルカリ性の土壌を好みます。PHメータで1時間ほどで土壌の酸性度を測ることができます。ホームセンタD2で、1000円のPHメ-タが売られていましたが、購入しませんでした。
まず最初は、土を耕して、有機石灰と牛糞堆肥を混ぜて、1週間置きます。石灰は150g/m2、表面が少し白くなる程度に施します。牛糞堆肥は1袋30L(1袋400円)を6袋分入れました。
次にまたスコップで耕して、畝をつくります。畝のサイズは、幅70cm×長さ5m×高さ20cmです。130cm間隔で6列の畝をつくりました。土は粘土質なので、粉砕が大変です。また雨で濡れると重くなるので、晴天の日に耕しました。大根などの根菜類の場合、50cm程度深く耕すので、かなり重労働です。1畝耕すのが半日仕事になります。
次に95cm幅の穴あき黒マルチシートで畝を覆いました。大根やカリフラワ-などの大きい野菜には、30cm間隔の2列穴のシートを使いました。ほうれん草、小松菜、菊菜、ニラなどの葉物や、玉ねぎ、ニンニク、にんじん、ジャガイモなどには、15cm間隔の5列穴のシートを使いました。マルチをすると、雑草の防止、湿度保持、地温増加ができます。広い畝幅に対しては135cm幅のマルチシ-トがあります。巻き取り式なので自分で切って使います。穴あけマルチは、予めミシン目が付いており、自分で穴を開けなければなりません。カップ型カッタで開けるタイプの穴なしマルチもあります。
マルチシートの隅はU字ピンと円板で留め、できるだけ土で覆いました。ブロッコリや大根やキャベツなどのアブラナ科の野菜は虫が付きやすいので、長さ5mの防虫網シ-トを掛けました。直径91cmの半円の支柱(88円)を1列当たり5本使いました。白い防虫網の目は1mm×1mmです。埋め込み後の高さは57cmです。11mm直径の支柱用のパッカ-(留め具)はオレンジ色です。10個200円です。農具はカインズで購入しました。支柱のサイズはコメリ、D2、くろがね屋などのホ-ムセンタによって異なります。支柱の半径で畝幅が決定するので、店舗の品揃えを事前に調査しておくといいでしょう。
ニンニク苗の移植をしました。まずマルチの穴を少し掘っておき、ポットから取り出した苗を移植し、十分に水をやりました。ほうれん草や大根の播種の場合は、マルチ穴を指で広げた所に培養土を詰めて、水を撒いて湿らせてから、種を置いて薄く5mm程度覆土しました。