韓流ドラマ「たった一人の私の味方」

毎朝8時15分からテレビ東京で放映されていた韓流ドラマ「たった一人の私の味方」が昨日65回目で終了しました。ずっとご覧になっていた人もいたかもしれません。複雑な家族関係の中で親子と男女の愛情が織りなすドラマが視聴者の心を惹きつけます。認知症の大奥様が引き起こすドタバタ騒ぎもユーモラスでした。
 有名企業の創始者一族に嫁いだキム・ドランは、そこで働いているカン運転手が自分の産みの父親であることを知ります。カン運転手はドランの妹の嫁ぎ先の一家の父親を殺した疑いで28年間服役してきた過去があり、娘にその秘密を知られていまいます。ドランはそれが原因で離婚してしまいます。しかし父親の罪は冤罪であったことが判明し、ドランは父親に対して酷い扱いをしてきた人々を糾弾しようとします。それに対してカン運転手は「何事も誰も恨んだりしない。過ぎたことは全部受け入れる。今この瞬間をありがたく思う」と言って、娘のドランの悔しさを宥めます。
 このドラマには、理不尽な苦しみを与える人を恨まず、どんな事にも感謝して生きる勇気が語られています。韓国という国が厳しい社会で多くの人々が苦しんでいることがドラマの背景にあるような気がします。

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