知られざるガリバー酉島製作所

2019年9月14日にテレビ東京の「知られざるガリバー」で大型ポンプの製造会社として知られている酉島(とりしま)製作所が紹介されました。ポンプは、ビルの空調用冷却水の循環や浄水場から各家庭への配水に用いられています。ポンプは私たちの生活に不可欠なものです。
日本に5,000万台のポンプがあり、電力の1/3を消費しています。2014年に京王プラザホテルは酉島のエコポンプに交換し電気代を60%削減しました。従来のポンプの流量を半減して適性化しました。酉島は鋳造工場を持っているので、顧客の仕様に合わせて小型のポンプを作ることができます。「ポンプで省エネ」は酉島の新事業の柱になっています。
琵琶湖の周囲の広大な水田は冠水し易いのですが、酉島の排水ポンプが活躍しています。
アラブ首長国連邦の海水淡水化プラントには酉島の高圧ポンプが用いられています。淡水化のフィルター孔の直径は1nmと小さく、700mの高さまで水を汲み上げられる3枚の羽根車を有する小型高圧ポンプが用いられています。
また得られた真水を140km以上先の街に送る大型ポンプも手がけています。ポンプの振動変化を検知して故障予兆を含めた保守サービスも行っています。酉島の淡水化ポンプは高い性能と信頼性のために世界10ヶ国で使われています。
創業100年の酉島製作所は世界の心臓を作り続けています。アラブの国々から石油を輸入している日本が彼らに貢献することは重要です。こうした企業が日本人の高い評価を支えています。

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