呼吸活性とは、1時間に重量1mg当たりの酸素消費量(μl:マイクロ・リットル)のことです。呼吸活性が大きいほど生命活動が活発だと言えます。
ヒトの安静時の酸素消費量は約230[ml/min]です。1kg当たりの酸素消費量は
- 230[ml/min]/65[kg]≒3.5[ml/kg/min]
となります。
- 3.5[ml/kg/min]=3.5×1000×10^-6×60[μl/mg/hour]=0.21[μl/mg/hour]
歩行時には5倍、走行時には10倍の酸素消費量になるので、
- 歩行時 1[μl/mg/hour]、走行時 2[μl/mg/hour]
となります。
ヒトの細胞の呼吸活性は細胞によって異なり
- 皮膚0.8μl、心臓5μl、肝臓12μl、網膜31[μl/mg/hour]
となっています(1980年柳田)。全体の酸素消費量0.21に比べて、上記の器官は活発に活動していることが分かります。